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フィアット・500(Fiat 500)は、イタリアの自動車メーカー、フィアットが2007年から生産している自動車である。NUOVA 500発売50周年にちなみ、デザインを一新して排気量も大幅に変更された新型500がイタリアで発表された。エクステリアデザインは NUOVA 500 をモチーフとしているが、中身はFFで、初代500、NUOVA 500とは異なる。 == 概要 == 2007年3月23日に発表され、同年にイタリアを始めとするヨーロッパ各国で販売が開始され、日本仕様は2008年3月15日から販売が開始された。 エクステリアは NUOVA 500 をイメージさせるような丸みのあるボディで、小さくつぶらなヘッドランプや軽くせり出したフロント周り、インテリアのデザインもメーターレイアウトなどに NUOVA 500 の雰囲気を移植したものとなっている。フォルクスワーゲン・ニュービートル、BMWによるミニ、フォード・マスタングなどと同様の「ヘリテイジライン」や「リビングレジェンド」など(日本ではレトロ調)と呼ばれる手法である。日本では前席2名、後席2名の4名乗車とされ、後席シートは分割可倒式で185Lから550Lのラゲッジルームの容量を持つ。 最小回転半径は0.9L・1.2Lは4.7mだが、1.4Lは5.6mとなる。 バリエーションは通常のHBのほか、アバルトがチューニングを手掛けたABARTH 500やオープンモデルの500C(カブリオレ)も用意される。500Cにはピラーを残してルーフ前端からリアウインドウ下端までソフトトップが開くセミオープンのスライディングルーフ式が採用されている。これは初代や2代目と同じ方式だが、当モデルでは開閉が電動化されている。なお、重量の増加はグレードにより+10kg〜+40kgの範囲に留められている。さらにマセラティとのコラボレーションで製作されたアバルト695エディツィオーネマセラティやフェラーリとのコラボレーションで製作された限定版ハイパフォーマンスモデルのアバルト695トリブートフェラーリも用意された。 エディツィオーネマセラティは500Cをベースにポルトローナフラウ社が手掛けたインテリアを採用するなどしてマセラティのイメージを色濃く反映たモデルで限定499台の販売、トリブートフェラーリは総生産台数1696台中、152台がイギリス向け右ハンドル仕様として用意された。日本での右ハンドル仕様の導入は未定とされていたが、2012年3月19日、アバルト695トリブートフェラーリ トリブート アル ジャポーネとして新たに設定し、3月24日に予約受付を開始すると発表された。同モデルはビアンコ フジ(パールホワイト)の外装色にブラック内装を組み合わせた専用仕様となる。50台限定で価格は609.5万円。 特別仕様車も数多く設定され、外装色をピンクで仕上げた500 PINK!(日本への割り当ては50台)やディーゼルとコラボレーションした500 by DIESEL(150台)、500C by DIESEL(100台)。専用外装色と専用色ソフトトップを組み合わせ、リヤコーナーセンサーとSTART&STOPシステムを追加した500C VINTAGE(150台)、サルサにヒントを得た500 GUACAMOLE(150台)、イタリアのアパレルメーカーGucciとコラボレーションした500 by Gucci、500C by Gucci、そして500 Giardinetta、500 Pastello、500 'O Sole Mio(オーソレミオ)などがある。 2008年ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞、2009ワールド・カーデザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞している。 この車は、ヒット作がしばらくなく経営が思わしくなかったフィアットの業績回復に寄与したといわれ、ヨーロッパだけでなく世界的なヒット作となった。2つある生産拠点のうち9割以上を生産するポーランドティヒの工場では2013年4月(発売から5年9ヶ月)に生産台数100万台を突破した。もうひとつの生産拠点メキシコトルーカの生産分をあわせると、100万台達成時点で110万台〔One million of Fiat 500 roll off the production lines of the factory in Tychy 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フィアット・500 (2007年)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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